2台目は上野原の主婦
上野原で降ろしてもらった直後も、人生初ヒッチハイクの成功の余韻でハイテンションでした。 そのテンションが消えないうちにと、次の目的地を「大月」にしてすぐにヒッチハイクを再開しました。 既に一度ヒッチハイクに成功しているので、意気揚々とした気分で挑めました。 そして、わずか10分足らずでワンボックスカーが止まったのでした。
2台目は上野原の主婦
止まってくれたのは、上野原から大月方面へ移動中の30代半ばくらいの主婦でした。 一度は通り過ぎたものの、わざわざ戻ってきてくれたそうです。 あっさりと2台目が捕まったことで、さらにハイテンションで車内に乗り込まさせてもらいました。
この女性、ものすごくしゃべるんです(笑) 日頃さまざまなストレスに苛まれているようで、いろいろなことを話してくれました。 出身は東京都内で、結婚してから上野原に住んでいるとのこと。 二十歳そこそこの私たちに対する「若いのがうらやましい」というセリフは5回くらい聞きました。 車が大好きなその女性は、「結婚すると好きな車にも乗れないし、いろいろたいへんなんだよ。」と漏らし、 まるで結婚したことを後悔するようなことを他にもたくさんおっしゃっていました。
まるでドキュメンタリー番組を見ているかのように、他人の人生をダイジェストで聞かせてもらえるのは一期一会の楽しみです。 ごく普通の大学生である私たちが既婚女性のこういった不満を聞く機会は日常では起こりえないことなので、 非日常な出会いを感じました。
本当は大月まで行く予定ではなかったそうですが、わざわざ私たちのために大月まで送ってくださり、最後に車内にあったおせんべいまでいただき別れました。 この女性とは名前と連絡先を交換したのですが、結局お礼の連絡もできずに7年もの時がたってしまいました・・・(2013年時点)。
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