福島 ヒッチハイク

いわきから郡山へ

バイパスで

平バイパスというのは、歩道はあるもののバイパスであるため車の流れが異常に速いのです。 停車できるような場所も少ないため、ヒッチハイク場所探しのために1時間近く歩きました。

謎の不良少年

ようやく見つけたのが信号があり、停車できるだけの広さがある場所です。 目的地は「郡山」としてヒッチハイクを開始して少したった頃、自転車に乗った不良少年(17歳くらい)が私たちに話しかけてきました。 黄緑の髪、眉毛無し、口や耳に巨大なピアスといった井出達。 「なぁ〜にしてんのぉ?」と福島訛りで尋ねられ、「ヒッチハイクしてます」と答えると、 「ここじゃ〜無理だと思うよぉ〜・・・」と半ば消え入りそうな声で呟き、彼はそのままゆったりと走り去って行きました。

元タレント、現一級建築士のお兄さん

その5分後、ヒッチハイクを開始してからは20分くらいが経過した頃でしょう、1台の乗用車が止まりました。 乗っていたのは、いわきの職場から郡山の自宅へ帰宅する途中の30代男性でした。

その方は、愛知県出身の元タレントで、モデルやラジオDJとして活動していたそうです。 そして今は1級建築士として福島で働いているとのことでした。 「どんなラジオ番組だったんですか?」と聞くと、「ほとんど下ネタだよ(笑)」と言っていたのが印象深いです。

高速道路で一気に郡山にワープし、郡山駅まで降ろしてもらいました。 その頃には既に日は沈んでおり、宿を求めて彷徨い歩くことにしました。 そのとき休憩がてら登った郡山タワーからの夜景がきれいだったのを記憶しています。


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