ヒッチハイクの成功率

ヒッチハイクの成功率

ヒッチハイクの成功率

知人にヒッチハイク旅行の話をしていて、「危なくなかった?」という質問に次いで多いのが、 「乗せてくれる人なんているの?」です。

それが、いるんです。

初めてのヒッチハイクでこそ、乗せてもらうのに1時間以上かかりましたが、それ以降はもっと短い時間で乗せてもらえています。 それどころか、コツさえ掴んでしまえば10分以内に乗せてもらうことが可能なのです。

「さすがに10分は嘘でしょ〜」と思うかもしれませんが、それほど不思議な数字じゃないんです。 では、仮設を立てて説明をしましょう。

何台通過すれば、そのうちの1台が乗せてくれるか?

乗せてもいいと思う奇特な人の割合が40人に1人だったとします。 40人というのは、中学や高校の1クラスの人数です。 クラスに1人くらいは、そういう性格の人がいましたよね。 ということで、ここではとりあえず、40人に1人としておきます。

行先(方面)がだいたい一致する車は5台に1台くらいだと仮定しましょう。 都会だと行先はバラバラですが、田舎は一本道ですから、ある程度行先は同じ方面なのです。 遠距離を狙う場合はもっと少なくなりますが、近距離であればもっと多くなるでしょう。 この確率をあげるためには、しっかりと地図を読み込んで、車の行先を見極めることが重要です。 その見極め方は、ヒッチハイクボードの書き方を参考にしてください。 ここではとりあえず、5台に1台としておきます。

すると、40 × 5 = 200台に1台の車が止まってくれることになります。

200台が通過するのに、何分かかるのか?

では、200台の車が通過するのにどれだけの時間がかかるのか計算してみましょう。

幹線道路の場合、車の数が多いですから、1分間に20台程度と仮定しましょう。 3秒に1台のペースです。もちろん、場所にもよれば時間帯にもよります。 ここではとりあえず、1分間に20台としておきます。

つまり、200台の車が通過するのにかかる時間は200 ÷ 20 = 10分間です。

ということは、10分間ヒッチハイクをしていれば、その間に1台の車が乗せてくれる計算になります。

10分でヒッチハイクできるというのが、あながち不思議でもなくなりましたね?